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夢学

2006-04-12

[]ムーンダスト


少し古い漫画になりますが「ムーンダスト」。全六巻。何年か前にアニメ化してましたよね。OPがオリコンの結構上位に入ってたとかで盛り上がっていたことだけは覚えてます。ちなみに今連載してる「マーズダスト」の一応前作。

最初三冊くらいはノリ的にも雰囲気的にもただの絵が巧いハーレム漫画なのですが、その次の二冊は殺したり殺されたりのオンパレードでヒロインの九割が死に、最後の巻で錐を持って追いかけてくる最後のヒロインから逃げる辺りはもう本気で怖かった。で、主人公がヒロインを返り討ちにした後全ての真相が一冊足らずで明かされていくわけですが、月のペンダントが全てのきっかけになっているのは唖然としか言いようがありませんでした。

それに何より今となっては信じ難いのが、当初は明らかにギャグ漫画だったんですよね。二巻とかで牧野が銃で撃たれたのに平然としていたのは展開の前後からしてギャグ時空だったからで、四巻で改めて撃たれた時もまた蘇るんじゃないか、と思わず期待してました。そっちはマジだったわけですけど。

三巻の終わりで三好が月のペンダントを見つけたことがあぁまで凄惨な猟奇漫画にするとは思わなんだ。メインヒロインの口調も笑えるくらいに変わってましたし。というか、別人です。

主人公といちゃついて、「やめてよぉ」と頬染めてそんなに嫌そうでもなく言うのが一巻。別のヒロイン捕まえてマウントポジションとって殴り、「もうやめて…」の呟きに「やめるわけないだろうがぁっ」と愉しそうに叫ぶのが五巻。

余りにも気になったんで色々調べてたんですが、ストーリー急変の理由は作者が彼女に酷いふられ方をしたのがおおよその原因らしいです。でもふられたからっていくらなんでもありゃちょっと酷すぎるよ。方向転換直後はさすがに非難轟々だったようですし。でも当初の路線だと無難に終わっていたのでしょう。怪我の功名といっていいのかは微妙です。ちなみに、「マーズダスト」は近未来路線で現在二巻まで出てますが、今度はいつ惨劇になるのかと読者は多分みんなドキドキです。